2005年 『里帰り』

平成17年5月18日(Wed)〜5月22日(Sun)・滞在3日間


何もしないための旅 パート2
 と、言うか・・・決断の旅?

 (ギャラリー&リポート)

昨年度末に大きな変化があった
逃れられないものである
今まで頑張って来た自分としてはこの変化が良い変化であることを信じた
しかし 現状は極めて厳しい・・・
『厳しい』は決して悪いだけということではない
『楽』=楽しい とかではない
これは今までと全く同じこと
しかし 現状は・・・
あまりにも評価の仕方が理不尽である
これまでの努力を無視されているようで切ない・・・
こんな状態での『憤り』をどう打破するかである
(私は単純で従順な人間です そして正直者です それがわかる人がいるかが肝です)
周りにいる私利私欲の人たちとは根本的に違うのです

『心』のある方いますか?
これが本当の望みです

妥協して本当に『頭の良い』方いますか?
貴方の私利私欲に私は答えられる(利用できる)人間ですよ 私は・・・

こんな状況の中 私も今まで通り(ここが大事)性根をすえて頑張らないといけない
争い事(競争)は大嫌いな私ですが何より嫌いなのは理不尽な事です

今年は自分にとって一番重要なこと(○○)が訪れないかも知れない?
こんな行程で活きるバイクを入手してしまったのも何かの縁であろう?

魂の必要に駆られて 「あえて」 行くしかないのだ

※ご案内/2005年・北海道の旅は事情により昨年同様 何もしない旅
       ビデオ収録はしていません



12時51分 出発

13時31分 東北道・岩槻IC


13時56分 佐野SA着

14時26分 佐野SA発・GAS給油


16時15分 国見SA着

 ここに着く前 走行中に異音と振動を感じた
 何だ?と思いながらも走れているのでここまで来てしまった
 途中で後ろに積んだバックのレインカバーがないことに気付く
 これが外れて落ちたんだな
 停車し確認するとチェーンカバーが無残にも折れ曲がっていた
 ところどころに破けたカバーの残骸が・・・
 もしかして相当ヤバかったのではないか?
 スピードが出ていたのでそのパワーで事なきを得たのでしょう(ゆっくりだったら落ちないだろうけど)
 まぁ大事に至らなかったので良しとしよう(するしかない・・・)
 これ以上雨が強くならなければ良いが・・・

17時00分 国見SA発・GAS給油


18時44分 紫波SA着

紫波SA(東北道)


 雨強し

 閉店の片付け中のおばさんに驚かれ「ゆっくり休んでいきな」と

 言われたものの私にはゆっくりする時間がないのです

19時23分 紫波SA発・GAS給油


20時45分 八戸IC着
        雨はほとんど止む


21時13分 八戸フェリーターミナル着〜受付終了〜すぐ乗船


22時00分 フェリー出航

         疲れました!
         出港前にお風呂に入る(ライダーはいない)


23時21分 就寝



昨年より出発が遅くなってしまった
GSXなので大丈夫だろうと高をくくっていたがそれは間違いだった
夜でそして雨に風 何よりも昨年も相当きつかったのだ
ぬえわ程の順行が出来なかったので同じです
エンジンにはまだまだ余裕があるが接地感がつかめず最高速こそWより速いが一時的なもので
アベレージはWの方が速いでしょう(休憩が昨年より少ない)
しかし おそらく今年の方が楽だったのではないだろうか?
そう感じないのは体力が落ちた(運動不足と不規則な生活)のと何より昨年の方が気持ちの上で頑張っていた気がする
そう考えるとバイクは何でも良いのかな?(それじゃ元も子もない)
いや TTRじゃやっぱりこうはいかないよね
Wがハイパワーではないが長距離に強いバイクということでしょう・・・

目的地はもちろん『ニ風谷』

無事乗船
例年通りワクワクした気持ちはない
あたり前と言えばそうなのだが この気持ちは昨年とは明らかに違うもの

とにかく私は来たのだ!


北海道・第1日目 くもり〜すぐ雨

6時00分 起床

6時34分 下船

  吐く息が白い

6時49分 苫小牧FT発

  いつものあのローソンは閉店し建物だけがそこに・・・

  ※いつものローソン・・・
    苫小牧に降りて二風谷へ向かう時 国道235号線を走っていきます
    厚真辺りでしょうか?二股のデルタ地帯GSの先にあります
    この地ではコンビニはセイコーマートと決めている自分ですが このローソンだけは
    今まで何回も休憩を取らせていただきました
    99年の名古屋の元気印のDEBEL−Uさんと2時間近く話していたのもここでした

7時27分 道の駅『むかわ四季の館』着

  雨はほとんど止んだが風が強い

8時18分 道の駅『むかわ四季の館』発


9時34分 二十間道路の最終点(静内)着

二十間道路(静内)
二十間道路(静内)




11時25分 二風谷着

  『萱野 茂さんのチセ』へ
    閉まっていた(後で事情を知る)

  『高野民芸』へ
    高野繁廣さんと再会
     (貝澤雪子さんに会いライダーハウスに泊まること快諾いただく)

  昼食後 『北の工房・つとむ』へ
    徹さんと奥さんに再会

  『二風谷工芸センター』へ
    高野啓子さんに再会

  『貝沢民芸』へ
    守さん 真紀さんと再会

  『平取温泉』へ

  守さんの家にお呼ばれされ ご馳走になる

貝沢民芸・ライダーハウス

プレハブになってからは初めてになります 寒いので薪ストーブを焚きます

25時45分 就寝




『アイヌモシリ(北海道)』に帰って来た!
これまで10回この地をバイクで踏んだ
昨年と同様周りに旅人(ライダー)はいない 天気はくもり そして今にも雨が降りそうだ
(ちなみにこの苫小牧で青空を見たことがない ここは晴れるのだろうか? すいません・・・)

ここまでも寒かったが夜と雨のせいだろうと感じていた
しかし 海を渡ったこの地は内地より寒い(当たり前か・笑)
吐く息が白いのだ
これは93年の初めての釧路以来のこと
思った通り走り出す前から雨
雨はここまで散々であったので慣れているが何より風が強いのが辛い
軽いGSX-R1100が左右に流される(それでもビッグバイクなんですけど・・・)

バッグにカバーが付いてないことから朝食はバイクが屋根のある場所と思って走り出した
この辺はないんだなぁ〜
経験からわかっていること
結局寒さもあり道の駅『むかわ四季の館』に初めて寄る
温泉と宿もあるこの道の駅で静かにゆっくり暖をとることが出来た
桜の開花が遅いことは知っていたが ここで改めて確認し静内に行くことを決める
静内には何回も行ったことがあるがそれはシャクシャイン像のある資料館が目的
ここには有名な桜並木があるが これまで時期が合わず行ったことはなかった
こんな機会(特に目的なし)なので行ってみよう!

お祭り週間は4日前の日曜で終わり
行ってみると大分散ってしまったが この風じゃしようがないですね
私と同じように終点まで来て折り返す車が数台 バイクはもちろん誰もいません
しかし この長い直線にこの桜並木 満開を想像することで素晴らしさがわかりました



『ニ風谷』

時間と寒さもあり今回はシシリムカ(沙流川)を寄らずに着ました!
みなさん元気であろうか?
あいも変わらず静かな二風谷です
何はともあれ萱野さんのチセへ
残念ながら閉まっていました戻ると『高野民芸』が開いてます。
店先にバイクを止めます
この時期に珍しいなという感じで高野繁廣さんがこちらを見ます
シールドを開けたところで気が付き 『やぁ 久しぶり〜
この一言でぐっと心が癒されました!

少し話をしていると『貝沢民芸』貝澤雪子さんが店に畑で取れたトマトを持って来ました
私の顔を見て 『あれ あなたは?
はい また来ました! 今晩泊めていただいていいですか?
今(私の)作業場になっているけどいい?
全然問題ないです よろしくお願いします
私は他のライダー(夏に訪れる特にアイヌに興味がない)とは違うのです むしろ いろいろ見れて良い
私も食べてとトマトをいただきました!



昼食後 『北の工房・つとむ』
真っ先に作業場の入り口へ行くと徹さん奥さんが私に気付きます
今年も来たねぇ〜
はい 今年も来ました!
昨年訪れた後 私の紹介で訪れたサリーさんの話や 作品(木彫り)・『ニ風谷』の話などした



『ニ風谷工芸センター』
※アイヌ文化体験学習会場・二風谷工芸センター・企業組合ニ風谷民芸
  ここではアイヌ文化(刺しゅうや木彫り・等)を体験出来る。
  2001年の『我が原点への旅』にて私が高野啓子さんに刺しゅうを教えてもらったところです。
  もちろん、二風谷で製作された作品の展示・販売もやっています。

開いているので中には間違いなく啓子さんが居るでしょう
中に入り 来訪者に気付き顔をこちらに向く
あら!
どうも!
1年ぶりの積もる話をする
(昨年とは違い今回は私の話が多かったな こんな話をする為に帰って来たわけではないのに・・・)



最後は『貝沢民芸』
守さん真紀さんに挨拶をする
守さんが『お風呂は?
これから行こうと思います
うん 戻って来たらウチに来な いっしょに夕食を食べよう
これまで他のライダーがいたこともあり 中々お話が出来なかった『貝沢民芸』の皆さんでしたが
とてもうれしい言葉
何度も来てるだけに中々こちらからは声を掛けずらくなってしまっていたのです

家族が集まりいろいろ(実はそんなには出来なかった)お話をした
子どもたちは私にとってはつい最近(笑)の嵐の中での仮装盆踊り大会のことなど忘れさられていた(笑)
守さんがダウンしたところで私はお暇(いとま)します
(どんなに疲れていても夜になればなる程私は元気になるのです 知ってる人は知ってる 笑)
初めてこういったところで守さんとお話が出来たことはとてもうれしいこと
しかし 何より良かったのは雪子さんの手料理が食べれたことですかね
特にギョウジャニンニクが最高においしかったです
明日は山に行くということで連れていけなくて残念と言っていただきましたが
これこそ私が一番残念と思うことです(いつか連れてって下さいね!)
ありがとうございました!

新らしく変わった『ライダーハウス』に一人戻る
外見には狭く感じられたが思ったより全然広かった(一人ということもあるでしょうが)
寒いので薪ストーブを使っていいよと言われたので躊躇なく試みます(何しろ寒い・笑)
しかし 薪が外にあるのでこの雨で湿っている
初めてということで 少し失敗もしましたが無事暖を取れました
(正直酔っぱらっているのではっきり覚えてない・笑笑)
結局バーボンをかっくらって寝てしまいました

客観的に何てことはない一日(どこに行ったわけでもなく 雨・強風・寒さ)でしたが
私(HARU)にとってはとても良い一日でした
こんなにも苦労してここまで来たというのに明日にはもうこの『ニ風谷』を離れなければなりません

とにかく今 私は『ニ風谷』にいることを実感しています


北海道・第2日目

5時頃 寒さに目を覚まし、再度薪をくべる。

11時00分 起床 快晴

今度はうって変わって暑くて起きる。すっかり昼だよ!(笑)

昨夜買っておいた朝食と雪子さんにいただいたトマトを食べる
雨の中の走行ですっかり汚れたバイクを掃除



『北の工房・つとむ』

北の工房・つとむ(今年は快晴です!)

行ってみると『もう 行っちゃったのかな?と思ったよ
また来年!』の言葉に即答出来なかった
自分の気持ちとしては来年と言わず来月 いや来週 いや明日という気持ちなのに・・・

コタンコロカムイ(梟)の彫り物を入手しお別れ

新作をご紹介します
木に布の柔らかさを持たせた作品はよりその魅力を増しています
チクペニ(えんじゅ)を活かしたペンギンも見事! 表情がありますね!

新作
新作
ペンギン




二風谷工芸センター(2004年撮影)




 『工芸センター』

    啓子さんに別れを告げる

 ここでも同じく『また来年!』の言葉



貝沢民芸(2004年撮影)





 『貝沢民芸』

    誰もいない そう言えば山に行くと言っていたな
    連れていけなくて残念だと言ってくれた
    言わずもがなこの私自身が本当に残念だ



最後に『高野民芸』
高野繁廣さんにご挨拶
やっぱりここでも『また来年!』の言葉

快晴の二風谷 貝沢民芸・ライダーハウス

15時12分 ニ風谷を出発



17時10分 バイク屋(NOISE)でチェーンルブを購入

  バイクを少しずつ動かしながら付けていたところ 持ち上げてくれた
  初めて行く(引っ越した)姉の家を教えていただくだけでなく コーヒーまでご馳走になった
  会社から電話が入り30分程時間ロス(昨年と同じパターンだ!)
  その間心配した義兄から電話(走り出していたので気付かず)

  ※昨年も会社から電話が入り 雨が殆ど止んだところでコンビニに入ったが
    そのコンビニも閉店していた なんか寂しいな・・・


17時48分 札幌の姉の家に着

  昨年は家を出発して以来 一度も地図を見ることなく着いたが 今回の姉の家はそうはいかない
  しかし 結局厳密には地図は見ていない
  バイク屋で簡単に(店の人は大丈夫かなという感じでしたが・・・)教えてもらっただけで問題なく着きました
  大幅に方向さえ間違えなければ大丈夫
  昨年同様私の唯一の特技が今も衰えていないことを確認出来ました

  姉の引越先は街中でありながらとてものどかで良いところ
  入ったところで心配して公園にて義兄と甥が待っていてくれた
  入り口は様々なのにそこに現れるなんて なんてことだ
  一見偶然に思えることであるが 私にとっては必然なことで これが私がもって生まれた感性なのでしょう
  そう言いながらあまりに唐突だった為 一度は通り過ぎましたがその時見かけた二人が気になり
  すぐ戻ったところ 義兄と甥であったというところです

  これでも昨年と違い時間があったので公園にて甥とキャッチボールをしました

  夕食
  大して飲んでいないのですがすっかり酔っぱらってしまった
  今朝は11時まで寝ていたというのに・・・
  まぁここまでの行程を踏まえれば日頃のことも考えみて 疲れが溜まっていたのでしょう

22時頃 就寝

25時過ぎ やはり?目を覚まし日記を書く
       その後 6時過ぎまで寝られなかった(でも目を閉じているだけでも大いに違います)



2日間があっという間に終わってしまった
今日は半分寝ていましたしね(笑)
昨年と違い有意義とは感じられないがこんなものです(決してヤッカミではありません)

後一日です

ホントに短いな!


北海道・第3日目

10時00分 起床 晴れ

遊びたい甥は静かに私が起きるのを待っていてくれました

朝食後キャッチボールをし みんなで近くの中央公園(バスケットボール)〜たかくら公園(散策)〜平岡公園に行く
  中央公園では甥の友達もいっしょに大人チームと子どもチームでバスケットボール
  ここ1年の運動不足を実感します(笑)
  しかし 相手は4年生 全く問題にはなりませんけど・・・(と言いながら来年あたりから・・・な〜んて・笑)
  平岡公園では何と梅が満開
  この北海道では桜が散った後 梅が見られるのです
  『梅』には縁がありまして15歳まで過ごした東京都日野市では『百草園』という若山牧水が歌を残した
  純日本庭園があります(私はその裏山で空気銃にて友だちと駆け回っていました)
  姉夫婦が札幌に来る前にいたのが水戸 水戸と言えば『偕楽園』
  日野の後越してきた現在の近くに『越生梅林』
  客観的に見れば一番はやはり『偕楽園』なのでしょうが 私にとってはやっぱり『百草園』ですね
  正に一番最初に触れた(好きになった)日本の風景なのだと感じます

たかくら公園にて甥とその友達 下でピースはないだろ!パパが上にいるし・・・(笑) 再挑戦でいっしょに上まで登りました! 梅園入口
梅 何と桜の後に梅が咲くのです 大変盛況でした! 囲いがないのが良い

21時過ぎ 札幌発


22時10分 苫小牧FT着

22時43分 乗船

バイクはもちろん私のみ 24時間入れて中々良い!

24時33分 就寝



昨年は仙台であったが今年はGSX-Rを活かすべく八戸にしました
フェリーは中々良いです
お風呂がいつでも入れるんです(どうせ疲れて行けないけど・・・笑)
昨年の仙台行きの太平洋フェリーも良いですが さすが近海郵船というところでしょうか?
着いてすぐ急かされて周りの人より先に乗船しましたがおかげでお風呂の写真が取れました(何のこっちゃ!)

朝起きるとそこは八戸
行きと比べ日中なので今度こそGSX-Rを活かそう


8時00分 起床 晴れ

9時47分 下船

  暑いです


10時34分 八戸IC発

  発行券が出ず係員を呼ぶ
  センサーの反応が悪く 小さなバイクだと出ないのだそうだ
  何だそりゃ! 車と変わりない料金払ってるだから しっかり整備しろい!ってな感じ
  いやいや こんなことでは怒りません やっぱり歳か・・・笑


11時44分 紫波SA着

12時11分 紫波SA発・GAS給油


13時50分 国見SA着・GAS給油

14時31分 国見SA発


16時29分 佐野SA着

16時59分 佐野SA発・GAS給油


17時33分 岩槻IC


18時11分 帰宅



無事に戻って来ました!
一応明るいうちに着きました

行きと比べやっぱり日中ということでペースが大部違いました
佐野SA近辺まで一切誰にも抜かれる(走行において)ことなく来れました
一時ですがふおわも達成!
ウネリが襲い恐怖からアクセルを戻しますが全くスピードが落ちません
ブレーキなんて怖くて握れない状態でした(ウネリの為)
本当に恐ろしい世界です!
GPライダーとGPマシンの凄さを感じました

ニ風谷では全ての人に 『また来年!』 と言われたが即答出来なかった
行きたい気持ちは強いのに 『はい 必ず!』 と言えなかった
この先のわからない現状において 嘘がつけない性格か 正直な部分が出てしまった

札幌を出る時 ライダーハウスにジャージを忘れてきたことに気付く
さすがに取りには戻らない
これでまた来年帰る理由が見つかったなんて考えちゃいました(根本は違うんですけど・・・)

今年は正に何てことない『里帰り』でありながら 実はとても重要な『里帰り』でした!


※このリポートは日記を元にご紹介しています
 思い出ではないその時の旅がここにあるのです


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