2007年 『里帰り』

平成19年5月23日(Wed)〜5月27日(Sun)・滞在3日間


【墓参り】、そして【再開】の里帰り
 この一年は・・・

 (ギャラリー&リポート)

昨年も『旅』は出来なかった・・・
全体的には状況は変わってきているの事実
わかっているのは、もう『旅』が出来ないということ・・・
これを自身がどうとらえるか?というところだろう
その代わりこれまであまりしなかった日帰りのツーリングが増えた
Jさんのおかげで様々な仲間と純粋に走りを楽しむもの
これはこれでとても楽しいものだ!

でも毎日の生活というものを考えるとこれは普通ではないと言える
もう荒れ放題
只、息をしているというだけと言っても良い
これはかなり深刻なことである
そんな状態でこの一年はあっという間に過ぎた

こんな中、何としてもこの地に足を下ろす必要があった
昨年亡くなられた萱野さんの墓参りをするため
この状況の中で自分に元気を与えてくれる二風谷の人たちに会うため



※ご案内/2007年・北海道の旅は事情により昨年同様ビデオ収録はしていません


12時50分 出発 快晴


13時22分 GAS給油


13時30分 東北道・岩槻IC



14時24分 上河内SA着

15時06分 上河内SA発



15時57分 安積PA着・GAS給油
 右ウィンカー、ハンドルエンド増し締め



17時14分 鶴巣PA着
 Fブレーキマスター増し締め

17時46分 鶴巣PA発



18時26分 前沢SA着

18時41分 前沢SA発・GAS給油



19時35分 岩手山SA着

20時10分 岩手山SA発



20時58分 八戸IC着



21時26分 八戸FT着〜受付〜風呂

 今回はすぐ乗船でした


23時30分頃 就寝



今年でとうとう4年連続
完全に里帰りが定着した
また長旅がしたいという気持ちはあるがそれが果たして『絶対に!』ということが言えない
現状ではとにかく墓参りをして、皆さんに会いたいという気持ちのみ
私はまだ生きていてこの地を忘れていないのだということを態度で伝えたい・・・

前日は結局仕事が片付かず25時頃まで仕事をして帰宅
それでも終わらず4時頃までやって朝はいつもと同じ時刻に起きて昼間で仕事
もういい加減リミットだぁ〜

昨年は早々に違反キップを切られましたので今年はなるべく早くに出発したかった
目標の午前中は無理であったが昨年より30分程早くにスタート
昨年のことを鑑み、前半はスローペースで行く必要がある
同じことを二度繰り返すのはお馬鹿さんだからね〜
関東を抜け、そろそろペースを上げるかと思ったらこれが中々・・・
慣れというのは怖いね
ハイペースを掴むまで時間を要してしまった

そしてトラブル・・・
皮切りはウィンカー
PAに到着しカウルやシールドに付いた殺生(虫)の跡を拭おうとしたら右ウィンカーが
ブラブラしているではないか
GSXの配線コードはウィンカーに付いている空洞のボルトを通ってフレームに貫けているので脱落は
免れたがナットは完全に取れていた
普通緩むかね〜
先日のFフォークOH時にきっちり締めなかったのだろう?
全体的にネジの緩みをチェック
ハンドルエンドも緩んでいましたので増しジメ

その後はステアリングに集中してペースを上げていくことが出来たがふと気付くとFブレーキの
マスターシリンダーの取付ネジがもういい加減取れそうになっているではないか!
2本ともあと数回転かで脱落という感じ
ブレーキはもちろん全く利かない
高速道それも東北の上の方で良かったね
速度を落としとりあえず脱落しないように走りながら手で回し、SAにてしっかり留めました

こんなことがあっても全く何もなかったように進めるのは長く乗っているからでしょう
長く乗っているというのは長旅をしているという意味で、長旅をしているといろいろとトラブルはあるもの
何とか戻ってくればいいということではなく、その後何日も走って戻って来るということがあるからです

前後サスを一新したGSXは快調?で大枚をはたいた甲斐があったというもの

フェリーは全く揺れず穏やかな海であった

明日は二風谷
自分にとってあっという間の一年はニ風谷ではどうであったのだろう?


北海道・第1日目 晴れ、風強し

苫小牧FT





 6時45分 下船

  何と快晴に近い晴れです

  苫小牧でこんなに晴れるのは初めてです!


6時58分 苫小牧FT発



7時39分 道の駅『むかわ四季の館』着

  相変わらず風が強い
  今年は遅いと聞いていた桜であったが結果的はかなり早くもう完全に終わってしまっているとのこと
  このまま直接二風谷に向かっても良いかなと思っていたが、せっかくの天気ということで海岸線の
  ワインディングを楽しもう

8時30分 道の駅『むかわ四季の館』発



9時25分 道の駅『新冠』着

 朝食

9時48分 道の駅『新冠』発



10時02分 新ひだか町アイヌ民俗資料館(静内/無料)着

新ひだか町アイヌ民俗資料館(静内)


 フェリーで見た苫小牧周辺の案内に聞きなれない資料館があった
 これは行くしかないと思ったら、何〜だ静内じゃん
 静内町と三石町が合併して新たに『新ひだか町』になったとのこと
 何かしっくりこない
 どこもそうですが、地名がなくなるのは寂しいことです

 この資料館は無料で展示数は少ないですが、何より良いのは
 展示物がガラス等のケースに入っていなく、生のまま見ることが
 出来るところ(さわって良いという意味ではない)

 ただ最近盗難などもあり、紐や鎖などで繋ぐという話をしていた
 こんな田舎にも悪い人間がいるのですね
 (道内の人とは限らないが・・・)



シャクシャイン記念館(無料)

来る度に閉まっていましたがやっと見ることが出来ました

展示はほんの少しですがパスイ等また別のデザインが見れて良かったです

青い海と青い空(静内)
新緑がきれいです!奥には雪残る山(静内)




 本当に天気が良い日でした!


11時44分 新ひだか町アイヌ民俗資料館発



13時11分 二風谷墓地着

萱野さんの墓参りをしました



13時28分 二風谷着

  『高野民芸』へ
    繁廣さん、啓子さんと再会

  『貝沢民芸』へ
    雪子さんに一宿の承諾をもらいます

GSX-Rに異変!
 プラグ外れ、バッテリー上がり
 バッテリー充電の為、平取まで往復

  『萱野さんのチセ』へ
    閉まっていました・・・

  『北の工房・つとむ』へ
    徹さんと奥さんに再会

  『平取温泉』へ
    食事も同時に取る

  守さんに誘われご馳走になる

24時53分 就寝




『ニ風谷』

『高野民芸』繁廣さんがいます
どこかに持っていく彫刻刀をアイヌ彫り用に加工していました
さすがです!

『貝沢民芸』雪子さんに挨拶し今年もライダーハウス1番のりとなりました
作業場として使用しているこの時期にいつも私の為に空けてくれます
本当にうれしいことです!

啓子さんも来て少し話しをしました


『萱野 茂さんのチセ』へ行こうとしたところプラグ外れを発見!
以前緩んだところと同じプラグです
直して出発しようとすると今度はバッテリー上がり発覚
押しがけを試みますがNG・・・
結局、高野さんに助けていただきました


『チセ』は閉まっていました


『北の工房・つとむ』
徹さんといつものように他愛のないことを話す
今更、アイヌ文化のことや社交辞令はない
話の中で息子さんが就職して独り立ちしたことを聞く
今は何と私と同じ埼玉県の会社の寮にいるとのこと
サッカー好きで、それも浦和レッズ
北海道にはコンサドーレ札幌というチームがあるのに・・・
こんなに素晴らしい故郷から離れるとは・・・
でも若いし、仕方ないことですね
ずっとここに暮らしているんだし、この若さで都会に出たくないなんていう方がおかしいこと
生まれた時から便利な地域で生活し、また故郷がない私としては何とももったいないことなのてすが・・・

今日は本当にいい陽気でした!
また夜も寒くはないので薪ストーブの出番はない

藤谷夫妻には会うことが出来なかったが、明日こそは会えると信じる


北海道・第2日目

9時 起床 くもり

バイク整備
昨年と同じく
守さんのところのネコがじゃれてきました


 
『北の工房・つとむ』
   
徹さんに朝のコーヒーをご馳走になる


 
『沙流川歴史館』
   古銭札の企画展をやっていた


『ニ風谷工芸センター』
※アイヌ文化体験学習会場・二風谷工芸センター・企業組合ニ風谷民芸
  ここではアイヌ文化(刺しゅうや木彫り・等)を体験出来る
  2001年の『我が原点への旅』にて私が啓子さんに刺しゅうを教えてもらったところです
  もちろん、二風谷で製作された作品の展示・販売もやっています

啓子さんはいない
以前にもここで入手したことのあるテーブルセンターの作成者の
平村アキ子さんがいた
少し話しをしてまた来ますと告げた
帰り際にトマトをいただいた
そう言えば
萱野さんが二風谷のトマトは日本一と言っていたっけなぁ〜

ここで少し何かいつもと違うことに気付く
工芸センターはいつもと違って正直寂しい感じがした
その理由は展示物が少ないのだ
それは入ってすぐに気が付いたこと
最初は
啓子さんの手が離れ、平村さんに移ったことからだと思っていたが、少し経ち気がついた
藤谷憲幸さんの作品が一点もないのだ!
昨日チセは閉まっていた
一昨年閉まっていた時は、体調を崩して札幌に入院していた
昨年、会うことが出来て安心していたところであった
今年も年賀状もいただいていることだし、悪い想像は止めよう
とにかくもう一回行ってみよう!




萱野さんのチセ

 開いています
 ひと安心しますが、入ってすぐ気が付きます
 やっぱり
藤谷憲幸さんの作品が一点もないのです
 ここにないわけがありません!
 
憲幸さんはいません
 
るみ子さんは笑っていますが、明らかに元気がありません
 私の方からは聞けずにいたところ、
るみ子さんから憲幸さんが亡くなられたことを聞きます
 昨日今日と皆さんからその話は聞いていません
 おそらく私がここに行くことはわかっていますし、これまでの付き合いも知っています
 外部から知ることは良くないと気遣ったのでしょう?

 今日も本当は開けないつもりでいたが、お孫さんがチセに来たいということで開けたとのこと

 昨年は
萱野さんが亡くなり元気がなかった私を見透かされいろいろな思い出話をしてくれた

 当然
るみ子さんにとっての憲幸さんとの思い出は計り知れないが、私にとってもたとえ年に一回
 でも10年に渡る付き合いで、思い出があること

 作品がない理由は手元に置いておきたいからとのこと
 その気持ちが私には良くわかりました
 全ての作品(一種類一点だけでも)を残したいということは以前から思っていたとのことでしたが
 
憲幸さんは『いつでも作れるさ』と言って私のように欲しい人に提供していたという
 それはそうです
 自分がこんなに早く死ぬとは考えもしませんから・・・

 
るみ子さんとの話の内容はここではこれ以上は言いません
 私としては
憲幸さんの作品を大事に使用していくということだけです

 『心から冥福を申し上げます』




『貝沢民芸』


昼食


『北の工房・つとむ』
徹さん奥さんにお別れを告げる



16時15分 ニ風谷を出発

すぐ雨が降り出す



18時25分 札幌の姉の家に着

札幌ドーム





 すぐ札幌ドームへ

 【日ハム対ヤクルト】の交流戦

 劇的エラーで日ハムのサヨナラ勝ち!

 (写真は試合終了後)



24時頃 就寝


北海道・第3日目

10時30分頃 起床 小雨

7時に一回起きるが雨は止んでいたので安心してまた寝てしまった



 昼食後、雨が止んだのを機にキャッチボール

  甥は大分うまくなりました



21時18分 札幌発

どしゃ降り

22時38分 苫小牧FT着

23時15分 乗船

24時30頃 就寝



フェリーの目的地は昨年同様『八戸』
今年はちゃんとお風呂に入れました・・・

朝起きるとそこは八戸

また一年頑張ろう!


8時38分 起床 雨

9時51分 下船

  寒いです

10時20分 お土産を買ってFT出発



10時37分 八戸IC着



11時33分 岩手山SA着

12時25分 岩手山SA発・GAS給油



13時39分 長者原SA着

  荷崩れ直し
  危なかったぁ〜

13時55分 長者原SA発



14時47分 国見SA着

15時18分 国見SA発・GAS給油



16時47分 上河内SA着

17時22分 上河内SA発・GAS給油



18時07分 羽生PA着

  抜けたプラグを取り付ける

18時26分 羽生PA発



18時46分 岩槻IC



19時26分 帰宅



戻って来ました!
予想だにしない訃報であった・・・
これから9時間余りの長丁場
忘れることは絶対に出来ないがここは集中しなければいけない!
途中、上河内SAを過ぎたところで突然の爆音!
またプラグ外れです
何で緩むんだ?
取り付けようとしますが何とネジが引っかかりません・・・
こりゃ大変だ!
どうしようもないので3気筒で爆音を轟かせながら走って来ました
何とか無事、走り切りました〜
こりゃもうダメですか・・・

【追記事項】
11月下旬、エンジン載せ換えにてようやく復活しました!


※このリポートは日記を元にご紹介しています
 思い出ではないその時の旅がここにあるのです


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