巌馬修復日記

since 2005/01/08
last update 2005/04/12

RG500γ(納車時)

SUZUKI RG500γ


 平成16年6月14日
 待ちに待ったマシンが『ドリームJ』に来た!
 何とこの日は偶然にも私の誕生日。
 そのマシンとは『SUZUKI RG500γ』
 排気量は文字通り500cc
 水冷2ストローク、スクエア4エンジンのグランプリ・チャンピオンマシンのレプリカである。



Memorys

Impression

※「Memorys」のページはあくまで個人的な情報なのでリンクが切れています。


 T.カウル修復(平成16年10月15日〜11月29日)

   一通りのメンテ(チェーン交換、オイル交換、キャブ洗浄)を終えて初めてのツーリング。
   何と、コケてしまった! ハズカシー!
   何でコケたのかわからない・・・?
   決してオーバースピードだったわけではない。
   滑る感覚もないまま、あれっ・・・て感じ。
   逆バンクなタイトなコーナーで雨も降っていたのもある。
   そして元々滑りやすい路面。オイルが落ちていた感もある。
   しかし、最終的には自分自身の注意が足りなかったのかな?
   オフに慣れている私としては滑ることに恐怖感はない。
   滑ったところで簡単に修復できるTTRと違うんだな。
   逆バンクということでインにつかず、アウトから行けば・・・ 後の祭り・・・

   そんなことでせっかくきれいなバイクを壊してしまった。
   機械的な部分は全く問題ない。(なぜかその後の方が調子が良い位だ)
   懐は痛いが部品交換で済むところは良い。
   問題はカウルだね!
   部品交換と言ってもあまりにも高価。大きく壊れたわけではないので自分で修復することにした。
   カウルの修復は過去に1回やったことがある。
   駐輪場で『TZR250』を隣りの『TTR』の上に倒し、ステップがサイドカウルに突き刺さるということがあった。
   その時初めてパテでの修復をした。これが思いのほか、うまくいき、ステッカーで隠れる部分ということも
   あって完璧に仕上がったのだ。

   そんな経験があったのでこれはやるしかないかなと!
   今回は割れとヘコみ。
   何より一番苦労させられると思うのは塗装だ。

   もうやりたくはないが、せっかくいろいろ経験したので記録に残しておくことにした。





 ◆今回の修復箇所◆

 アッパーカウルの右側とウィンカーの取付箇所が割れてしまってます。


 ◆パテ埋め・成形◆

 FRP強化パテと厚づけパテでの修復


  FRP強化パテはその名の通りケブラー繊維配合で
  「巌馬」の振動にも負けないようにと選択。


  厚めに付けました。

  ※ここで早くも失敗!
    硬化剤を入れ過ぎたのか、あっという間にカチカチ。
    殆ど無駄にしてしまった。


  固まったところで簡単に成形し、厚づけパテを付ける。


  併せて多くのひび割れ箇所へもパテ埋めと瞬間接着剤にて
  修復を施す。


  さらに固まったところで成形。




 せっかくなので裏側とスクリーン取付箇所を黒塗装。

 どうせ目立たないところなので安物で十分。

 これが結構キレイで、やった甲斐がありました。




 純正カラー(チャンピオンブルー)は手に入らず。

 試しに目立たないところで安物のカラーを塗装。

 ありゃ! ぜんぜん違う・・・



 だんだんと番数をあげて成形していきます。
 途中、小さな気泡を埋める為、薄づけパテを付けては研磨の
 繰り返し。

 きれいに成形が終了してところでプラサフ塗装(下塗り)をします。





 プラサフ研磨し、エンジンの調子を見る為に一度取り付け
 走ってきました。

 2ヶ月程経っていた為、苦労したが何とかかかりました。


 ◆本塗装◆

  いよいよです。
  迷った末、同じスズキ車GS1000Sクーリーの「レーシングブルー」を入手。
  もうこれでいくしかないでしょう。

  塗った瞬間、これは違うっ!って感じでしたが色自体は悪くはない。
  こちらの方が明るいです。


 ◆コンパウンド研磨(仕上げ)◆

  機械がないのでひたすら手で磨きます。

  初めてにしては十分の仕上がり。
  もっとやればもっともっときれいになると思いますが、
  もうやってられなくなりました。(笑)

 ◆取付◆

 いざ、取り付けとばかりに慣れた手付きで作業。
 ウィンカーをきっちり付けようとしっかり回したところ、、、バキッ!
 何だ。厚めに塗ったパテにひびが入っている。もういいや、瞬間接着剤で補修補修。
 スクリーンも取り付けて、いざバイク屋へ。としたところ先ほどのひびが実は表にも!!!
 こちらも瞬間接着剤で修復となりました。せっかくきれいに仕上がったのに・・・
 こういうことも経験なのですね。
 バイクへの取り付けでもピッタリ寸法通りとはいかないので引っ張りながら仮止めし
 締め付けていくが、またもや修復した下側のネジ穴にクラックが・・・
 やはり現場併せが必要でこれは致し方ない。目立たないので良しとしよう。
 取付終了にてクラックを埋める。

 ちょっと離れて眺めて見ると中々いいんじゃない。
 クラックの入った箇所は基本的に目立たないから、気にならない。

 色合いも良く(知っていて疑って)見ればわかる。という範囲。
 やっとこ完成しました。
 よーしこれから走りまくるぞぉー!ではなくてバイク本体(機械)の修復といきますかぁ〜。



 U.カスタムカウル計画(平成17年1月7日入手 〜 諸事情でまだ途中・・・ )


 オークションで安いアッパーカウルが出ていたので、高くならなければと思い
 とりあえず入札した。誰も競合がいなかったのでそのまま落札。
 最低落札額を下回っていたが、この手に届いた。

 競合相手がいなかったのはこれがジャンク品だった為であろう。

 元々は純正カウルであるが、ウィンカー取付部が埋められている。
 その代わりにサイドに穴が開けられ、ウィンカーを取り付ける様になっている。

 裏側を見ると、私の巌馬(みんなかな?)に漏れず割れ・ひびの修復だらけ。
 表側は成形が悪く、その為か塗装も浮いてひびが入り、これがジャンク品で
 あることを感じさせる。

 何より一番は右側下の欠品である。
 折(割)れてしまい失くなってしまっているではないか。

 使用するにはこの部分をしっかりと修復(製作)しないといけない。

 その他、巌馬(RG500γ、RG400γ、RG250γ)の特徴であるハンドルカバー部の
 成形(左側角が潰れている。全体も丸い)も必要かな。

 これと、裏の修復、塗装は一度やっているので問題ない。
  (先は見えていても時間がかかることを知っているので面倒くさいところはある)


 ← 写真/埋められたウィンカー取付部。
        ガラスクロスで補強がされている。
        ここは大きくいじる必要はない。





 ← 写真/やはり私の巌馬と同じところにひび割れ。







 ← 写真/ポッキリ折れて失くなっている。
        修復した後が見られるが、巌馬の振動に負けたのであろう?
        ここが最大の難所なので塗装を落とした後、ここから修復に
        入ることになるだろう。







 ← 写真/左側にも修復が。こちらはかろうじて付いている。
        さらなる補強アップが必要!



 ◆セットで付いてきた部品◆


  スクリーン
   結構キズだらけであるが、磨けば問題ないレベル。



  ウィンカー
   これは勿論純正ではない。
   正確には不明であるが、RG250γの物と思われる。

 手間はかかるがこの2つの部品もあることだし、お買い得だったの
 ではないか?と思う。修復と言っても既に私の巌馬は直っているので
 ただ使用出来るように直すのでは面白くない。構想は既に落札前から
 決まっている。
 実はこの構想、ウィンカーはノーマルの方が良かったんですけど・・・
 その訳はこれからのお楽しみということで!



 ◆いよいよ作業開始!◆

 まずは塗装を剥がします。

 前の塗装(修復?)がとても厚く、剥離剤でも簡単に剥がれません。
 丈夫で長持ちの布ペーパー(120番)で全体的に削り取りました。
 こんなもんでいいでしょう?





 潰れている角は厚づけパテで成形します。

 同時に表裏ともにひびが入っているところは勿論今後危ない?
 ところにも厚づけパテにて修復・補強を加えます。




 問題の欠品箇所。

 プラリペアなるもので新たに製作しての修復になる為
 「型どりくん」なるものを使います。

 型は現状の巌馬からとりました。




 欠品の製作にあたり補強の為、ステンレスワイヤーを仕込みます。

 半田ゴテで生地を溶かして埋め、上から厚づけパテを塗りました。

 本当はここもプラリペアを使った方が良いのでしょうが高価なので。

 そんなこともあっての埋め込みです。雑ですが無いよりマシですかね!




 いよいよプラリペアを使用しての欠品製作。

 足りなくならないか心配でしたが何とか足りたようです。

 ちゃんと付いたかな?



 一応出来ました!
 強度が心配なところですがこのまま先に進むしかありません。

 型がずれてしまった為、直線ライン(下部)が曲がってしまいました。
 ここはパテ修正かな?(プラリペアを使い果した為)
 少し内側への湾曲具合もピッタリというわけにはいきません。
 穴の場所で会わせるしかないでしょう。


 諸事情(もうすぐ解かります)でもう大分手を付けていません。
 途中ですがとりあえずここまでのアップとなりました。


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