Merry Effect Collections

(自作エフェクター・コレクション)

多くのエフェクターを所持している私ですが、ここでは自作物に絞って
ご紹介したいと思います
ここでご紹介する自作エフェクターは回路はコピーですが
製作の中で学んだことは、その後バイクに乗り、旅をするようになった
現在まで多大な影響を与えたものと今、感じます

製作したものは全て学生時代、それも僅か半年間に造ったものです
入手困難なものが多いことから、ここでは自作していますが
その後自作したものに関してのアプローチとして、あえて手間を
かけて自分自身で製作する
売られていないのなら、自分で造れば良い
そう、考えられるようになった『きっかけ』だと思います



No.1
FUZZ(Distortion+/MXR)

 ランディ・ローズ等の使用で有名なMXRの
 『ディストーション+』の回路をコピーしたものです

 操作系はレベルとセンシティビティとオンオフのスイッチ

 ディストーションとはロックにはかかせないあの歪んだ
 カッコいいギターの音を作るために用いるが、回路は
 オペアンプで増幅した後、ダイオードで波形をツブして
 音色の変化とロング・サスティーンを得る仕組み
 音色に影響するダイオードはシリコンを使用している
 回路はシンプルであるがケースはデカい
 正直こんなに簡単に出来るんだ!と思いました

   (1990.8.21.完成)


No.2
COMPRESSOR(Dyna Comp/MXR)


 こちらも有名なMXRの『ダイナ・コンプ』の回路を
 コピーしたもの
 コンプレッサーとは、信号レベルがある値より高くなると自動的に
 抑え込む作用を持つスタジオ/楽器用エフェクター。(別名/リミッター)
 ここで製作したのはギターの音をオルガンのように伸びたサウンド
 に変えるサスティナーとしてのコンプレッサー
 回路的にはトランジスターでギター入力の出力インピーダンスに
 影響与えないようにしたバッファー回路、VCA(電圧制御増幅器)
 インピーダンスを下げて信号を外部に送り出すバッファー回路
 全波整流によるレベル検出回路の4つに分けられる
 上記のファズより少し複雑であったが、難なく完成


   (1990.9.6.完成)


No.3
OCTAVER(Octave Box)


 3台目に造ったのはオクターブ・ボックス

 オクターブ・ボックスというのは弾いた音の1オクターブ下、あるいは
 2オクターブ下の音を重ね、原音と共に出すことの出来るエフェクター
 これでウェス・モンゴメリーに代表されるオクターブ奏法が出来る

 実際はニュアンスが違うのですが、ハードなリフには使える

 基板はガラス・エポキシを使用


   (1990.9.22.完成)


No.4
VCF(Auto Filter)


 4台目にして大作に挑戦!

 得られる機能は
  @オート・ワウAトレブル・ブースターBミッドレンジ・ブースター
  Cバス・ブースターDパラメトック・イコライザーEパワー・ブースター
  Fファズ&ディストーションGテスト・オシレーターHワウワウ
  (外付けペダルにより)IシンセサイザーのVCF

 完成したと思われたが音が出ない。どこが悪いか不明(この辺が素人)
 知り合いに見てもらおうと持っていったがそのままになってしまった


       (1990.10.20.失敗・未完成)


No.5
’60 FUZZ(Honeyed Fuzz)

 これは幻の国産名器『ハニー・ファズ』をコピーしたもの
 このクラスのヴィンテージとなると持っている人はまず手放さないので
 自作するしかないのである
 MXRの時はシリコンのダイオードを使用したが、こちらはゲルマニューム
 である。この時代のファズとなるとやはりゲルマニュームになる
 これが60年代の音なら、MXRは70年代の音ということか・・・

 操作系はヴォリュームとドライヴ、オンオフのスイッチとトーン・スイッチ
 音はこれぞファズ!
 60年代という感じで存在感のある音

      (1990.10.25.完成)


No.6
ENVELOPE FOLLOWER(Dr−Q/エレハモ)

 これは日本エレクトロハーモニクス社の名器の『ドクターQ』の
 回路をコピーしたもの
 エンヴェロープ・フォロワなどと言うと難しく聞こえるが要はオート・ワウ
 ワウとは簡単に言えば良く効くトーン・コントロール。
 ギターを弾きながら足で踏んで操作(トーンをマニュアルで変える)する
 のがワウワウ。これを自動的に行うのがオート・ワウということになる
 回路は音の大きさを電流の大小に変換するエンヴェロープ・フォロワと
 特定の周波数帯だけを通過させるバンドパス・フィルターからなる
 エンヴェロープ・フォロワによってバンドパス・フィルターの値が変わり
 音が変化する。要はピッキングの強弱でワウワウすることになる
 操作系はレンジ調整とギターとベースの切り替えスイッチ
 自作したエフェクターの中で一番のお気に入りである

   (1990.11.13.完成)


No.7
ATTACK FUZZ(MAESTRO/by.Gibson)

 あのジミ・ヘンが使用していたというマエストロ/ギブソンの
 ファズ・トーンをコピーしたもの
 これはヴィンテージ中のヴィンテージ。幻の名器である

 特徴は音を歪ませるのにダイオードを使用していないこと
 とても古いゲルマニュームのトランジスタの使用で独自の歪みを
 得ている。現在では入手不能かも?
 これを予測してかもう一台分製作できる部品もこの時入手済み
 このファズはストラトでこそ発揮されることは間違いない!

    (1990.12.22.完成)


No.8
VCA(Slow Gear/BOSS)

 日本の代表的なエフェクターメーカーのBOSSの『スロー・ギア』の
 回路にノイズ・ゲート機能を追加したものです
 動作原理を簡単に説明すると、信号のない時はVCAのゲインが0で
 信号が入力されるとゆっくり立ち上がってゲイン1の状態になる
 簡単に言うとオート・ヴァイオリン奏法が出来る装置

 ナイト・レンジャーの『ルーマーズ・イン・ジ・エアー』のイントロや
 ヴァン・ヘイレンの『大聖堂』ようなプレイがヴォリュームを操作する
 ことなく演奏出来るもの。(分からない方は上記の曲を聞いてね!)
 BOSSのものは当時はもう絶版になっていた
  (後に復刻。でも現在はあるのかな?)

 基板はガラス・エポキシを使用

   (1990.12.30.完成)


No.9
REGULATOR BOX(Power Supply)

市販の9V仕様エフェクターに電源の供給をするためのもの
電池代がもったいないので製作しました
(1991.3.27.完成)




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